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第766回東京定期演奏会

tsuchitani2024/03/14(木) - 17:44 に投稿

世界で羽ばたく旬のアーティストたち~自由な音楽を繰り広げるふたりの初共演!

2021年7月の初共演以来となる沖澤のどかの登場です。前回のモーツァルトとメンデルスゾーンでは鮮烈な演奏を展開し、充実の演奏会となりました。今回はシューマンの交響作品の中でも最も崇高かつ深化した楽曲ともいわれる第2シンフォニーをとりあげます。沖澤ならではの示唆に富んだ解釈が期待されます。重量級であるブラームス/ピアノ・コンチェルトのソリストにはセドリック・ティベルギアンを起用。ヴァイオリンのA.イブラギモヴァ、ヴィオラのA.タメスティ、チェロのP.ウィスペルウェイといった名手たちとも活動を繰り広げるなど、言うまでもなく世界的に活躍するピアニストです。

第765回東京定期演奏会

tsuchitani2024/03/14(木) - 17:33 に投稿

あのルルー、再び! 音楽の喜びを伝える特別なひととき

2022年11月定期で奇跡の出会いを果たしたルルーと日本フィル。ついに再会の時がやってきます。今回も世界最高峰のルルー自身によるオーボエ演奏を聴けるほか、聴き手のみならず演奏家をもハッピーにさせる見事な音楽づくりを堪能することができます。室内楽規模の「ラフのシンフォニエッタ」と「メンデルスゾーンの《無言歌》」では、ルルーによるオーボエの「吹き振り」をお楽しみください。また後半は交響曲第3番《スコットランド》という中期ロマン派の最高傑作の一つを、ルルーならではの溢れんばかりの歌心と共にお聴きいただきます。

第764回東京定期演奏会

tsuchitani2024/03/14(木) - 17:28 に投稿

大ベテランと若手が導くロマン派一直線

今や日本における最ベテラン指揮者として活躍を続ける我らが桂冠名誉指揮者小林研一郎。今回は絶大な信頼をおく若手髙木竜馬と共に、ロマン派の王道プログラムをお贈りいたします。ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番は全編美しいメロディとハーモニーに包まれた、世界中のピアニストが愛する傑作中の傑作です。後半のブラームスの交響曲は、ベートーヴェンという偉大な先達を乗り越えるべく、ブラームスが20年以上の歳月をかけて書き上げた雄大なシンフォニーです。冒頭から滔々と流れ出す旋律や、第二楽章の繊細極まりない造形、第3楽章の安らぎに加えて、フィナーレではアルプスの山々を想起させる朗々たるホルンの響きをへて顕れる有名な主題など、全編にわたって聴きどころ満載の作品です。

第763回東京定期演奏会

tsuchitani2024/03/14(木) - 17:10 に投稿

生誕200周年のブルックナーに捧ぐ「一曲入魂!」

日本における「マーラー演奏史」に着実に足跡を残しつつあるカーチュン・ウォンと日本フィルが、シーズン・オープニングでは初めてブルックナーを手がけます。しかも今回はあえマーラー3番や9番の時と同じく「一曲入魂!」の姿勢でとりくみます。カーチュンならではの微に入り細を穿つ入念なリハーサルを経て醸成・大成されるブルックナーの音宇宙。作曲家が最後に遺した「未完でありながら完成品」とも言え、和声上では20世紀への橋渡し的な役割も果たしたロマン派後期傑作中の傑作です。今年生誕200周年を迎えるこの大作曲家を祝うに相応しいモニュメンタルな時間が生み出されることでしょう。

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