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プレトーク「本日の聴きどころ」金曜18:30~ 土曜13:20~
※1月18日(土)は完売しました。当日券の販売有無はこちらをご確認ください。
指揮:山田和樹 ヴァイオリン:周防亮介
エルガー:行進曲《威風堂々》第1番 ニ長調 op.39-1 ヴォーン・ウィリアムズ:揚げひばり エルガー:交響曲第2番 変ホ長調 op.63
S席 ¥8,500 A席 ¥7,000 B席 ¥6,000 C席 ¥5,000 P席 ¥4,500 Ys席 ¥2,000
Ys席:25歳以下の方が対象のお席です。S席以外から選べます。
ききて:山崎浩太郎
今年のシカゴ交響楽団とニューヨーク・フィルへのデビューに続き、2025年6月にはベルリン・フィルへのデビューが予定され、活躍の場をますます広げている山田和樹さん。「自分がいちばん最初にファンになったオーケストラ」という日本フィルとのつながりを大切にされ、「これからも年に最低1回は出ます」。 次回は、バーミンガム市交響楽団の音楽監督として英国愛を強めるマエストロによる、イギリス・プログラムです。
―まず、エルガーの行進曲《威風堂々》第1番ですね。山田「思い出の曲なんです。自分が入った高校の吹奏楽部は、生徒が指揮をするんです。1年生から全員で指揮をしてみて選ばれる。最後まで残ると自分の好きな曲をやれるんですが、そのとき選んだのがこの曲なんです。 バーミンガム市交響楽団と演奏したとき、何百回も演奏した曲だろうけど、僕にとっては特別な曲なんだよと、この話をしたんです。すると、とても感動的に演奏してくれた。よかったなと思っていたら、エキストラの奏者が寄ってきて、その吹奏楽版の編曲者の名前を覚えているかと聞いてきた。もちろん覚えていない(笑)。でも外国人だったと思う、と答えたら、きっとそれはこのオーケストラに以前いたヴィオラ奏者の旦那さんだ、と言うんです。世界は狭いなと、縁を感じましたね」
―たしかに不思議な縁ですね。お好きになったきっかけは?山田「中学生ぐらいのとき、まずピアノ譜で知りました。何かのピアノ曲集にアレンジされて入っていたんです。弾いてみていい曲だなと思って、それで高校ではこの曲を選びました。 そのあと、イギリスにはプロムスという夏の音楽祭があって、最後の日には、この曲をお客さんがみんなで歌い、風船を飛ばしたりするなかで演奏すると知り、いつかそこへ行きたいと思うようになりました。 そのころは、バーミンガムという名門オーケストラで《威風堂々》を指揮する日が来るなんて、夢にも思っていなかった。僕の音楽人生の、象徴的な曲なんです」
―その曲を、あらためて日本で演奏するわけですね。山田「そうです。ただ、日本フィルもさんざん演奏してきた曲だけに、どうリフレッシュするか。その点に気をつけてやってみます」
― 続いて、ヴォーン=ウィリアムズの「揚げひばり」。山田「僕はいままでヴォーン=ウィリアムズの作品をあまり指揮していなくて、この曲も初めてなんですが、大切なのはイマジネーションだと思います。イギリスのどの作曲家にも共通して感じるのは、イギリスの自然と結びついていることです。かれらが暮らした場所に行くと、その風景と音楽に強い結びつきを感じます。キリスト教より前の、ケルト系のブリトン人が暮らしていた時代からの、土着の神様と自然が結びついていて、音楽もそこにつながっている。バーミンガムに来てから、そう感じるようになりましたね。」
―ヴァイオリン独奏は周防亮介さんですね。山田「この曲には周防さんがいいなと、ピンときたんです。歌心、歌いまわしが素晴らしいし、他の誰とも似ていない、独自の感性を持っている方ですから」
―メインはエルガーの交響曲第2番。山田「これも初挑戦なので今勉強していますが、とにかく難しい。でも、噛めば噛むほど味が出てくる曲ですね。イギリスのオーケストラはこの曲をすごく大切にしています。エルガーには古きよき時代、大英帝国のいちばんいい時代を思い出させる要素があるのでしょうね。 エルガーは美しいメロディ、心に響くメロディを書ける人で、この曲も第2楽章に深い歌謡性があります。また全体的には、音の宮殿、音の建築物のような、堂々とした威厳と品格がありますね。この曲を通じて、イギリス独特の風格を感じていただけたらと思います。」
山田和樹 まさに「威風堂々」!なイギリス音楽プログラム
近年積極的に推し進めている山田和樹とのイギリス音楽特集。かの地を代表するオーケストラ、バーミンガム市交響楽団の首席指揮者を務める山田とのプログラムは、毎回その充実した演奏内容と併せて大きな反響を呼んでいます。今回はエルガーの壮大な交響曲第2番をメインに、英国第2の国歌としても愛される「威風堂々第1番」、そして静謐な水墨画をも想起させるヴォーン=ウィリアムズの《揚げひばり》という動と静が織りなす唯一無二のプログラムです。《揚げひばり》のソリストには、重厚感を伴ったその美音が聴き手を魅了するヴァイオリニスト周防亮介を迎えます。
視聴、購入は以下のサイトから!
視聴券 1000円 3か月間視聴可ライブ配信 2025年1月17日19:00~ エルガーのみ(揚げひばりは配信なし)アーカイブ期間 ~2025年7月16日
【年間定期会員券】(第763回~第772回) 2024年5月30日(木)10時 発売 S¥54,000 A¥42,000 B¥36,000 C¥32,000 P¥27,900(3月を除く全9回) Ys(25歳以下)¥15,000
【秋季定期会員券】(第763回~第767回) 2024年5月30日(木)10時 発売 S¥29,000 A¥23,000 B¥20,000 C¥18,000 P¥15,800 Ys(25歳以下)¥9,000
定期会員特典の詳細はこちら
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(公演創造活動))|独立行政法人日本芸術文化振興会
協賛:株式会社ウテナ、鹿島建設株式会社、ホッカンホールディングス株式会社、三井不動産株式会社、UBE株式会社
※未就学児のご入場はご遠慮ください。
【託児】
託児サービス(事前申し込み制・有料。締切は公演の1週間前)イベント託児®マザーズ TEL : 0120-788-222(平日10:00~17:00)
Violin 平井幸子 Piano 金井玲子
*モーツァルト:ヴァイオリンソナタ 変ホ長調 K.481 *ブラームス:ヴァイオリンソナタ 第1番 ト長調 作品78『雨の歌』 *フランク:ヴァイオリンソナタ イ長調
指揮:園田隆一郎 ナビゲーター:江原陽子
プロコフィエフ:交響的物語《ピーターと狼》 op.67 (日本フィルオリジナル台本による上演)ほか
*開場中のロビーでミニコンサート&ネコ耳を作ろうコーナーがあります。
指揮:アレクサンダー・リープライヒ ヴァイオリン:コリヤ・ブラッハー
ハイドン:交響曲第79番 ヘ長調 ボリス・ブラッハー:ヴァイオリン協奏曲 アイヴズ:答えのない質問 S.50 R.シュトラウス:交響詩《ツァラトゥストラはかく語りき》TrV176, op.30
※当初の予定から変更になりました。
指揮:広上淳一 ピアノ:小山実稚恵 * ナビゲーター:高橋克典
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 op.37 * ~映画音楽名曲集~ スタイナー:映画『風と共に去りぬ』より「タラのテーマ」 モリコーネ:映画『ミッション』より「ガブリエルのオーボエ」 ロータ:映画『ゴッドファーザー』より「愛のテーマ」 J. ウィリアムズ:映画『インディ・ジョーンズ/レイダース 失われたアーク《聖櫃》』より「レイダース・マーチ」 J. ウィリアムズ:映画『ジュラシック・パーク』より◎オルガン・プレコンサート 13:40~ オルガン:湊彩花 J. S. バッハ(フィリップス 編曲):管弦楽組曲第3番 ニ長調 BWV 1068 より 第2曲「アリア」(G線上のアリア) ワーグナー(カルク ⹀ エーレルト 編曲):楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より 第1幕への前奏曲
指揮・ピアノ:横山幸雄
ショパン:ポーランドの歌による幻想曲 イ長調 op.13 ショパン:演奏会用ロンド《クラコヴィアク》 ヘ長調 op.14 ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 op.11
大西敏幸(trumpet) 安田結衣子(piano)
T. Takemitsu: PATHS (径) M. Emmanuel: SONATE G. Torelli: SONATA in D, G1 J. Williams: WITH MALICE TOWARD NONE H. Stevens: SONATA
指揮:広上淳一[フレンド・オブ・JPO(芸術顧問)] 演出:高島勲 振付:広崎うらん
アメーリア:中村恵理 リッカルド:宮里直樹 レナート:池内響 ウルリカ:福原寿美枝 オスカル:盛田麻央 シルヴァーノ:高橋宏典 サムエル:田中大揮 トム:杉尾真吾 判事:園山正孝 召使:岸野裕貴 合唱:東京音楽大学 ダンサー:佐藤洋介、池田美佳
ヴェルディ:オペラ《仮面舞踏会》 (セミ・ステージ形式/全3幕/字幕つき)
ヴィオラ:安達真理[首席客演奏者] ピアノ:上原彩子
ヨハネス・ブラームス:ヴィオラ・ソナタ 第1番 ヘ短調 作品120-1 平野一郎:無伴奏ヴィオラに依る〈人間ソナタ〉 ヨハネス・ブラームス:ヴィオラ・ソナタ 第2番 変ホ長調 作品120-2
指揮:沼尻竜典 チェロ:佐藤晴真
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 作品104 ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 作品92