第775回東京定期演奏会 第775回東京定期演奏会 の続きを見る 想いを紡ぐ炎のコバケン、70周年へ向けて贈る特別な響き 2026年に創立70周年を迎える日本フィルにとって、いわば「社歌」とも言えるシベリウスの交響曲第2番。創立指揮者渡邉曉雄が1957年に指揮した第1回定期演奏会で演奏された我々の「ルーツ」ともいえます。今回の公演では桂冠名誉指揮者で渡邉の薫陶も受けた小林研一郎のタクトのもと、想いをこめてこの宝物を奏でます。前半では日本フィルが誇る奏者、ヴァイオリンの千葉清加とヴィオラの安達真理による華やかな共演でモーツァルトの協奏交響曲をお贈りいたします。日本フィルの今を語る上で欠かせない二人の活躍をたっぷりとご堪能ください。
第774回東京定期演奏会 第774回東京定期演奏会 の続きを見る 新たな息吹で挑むショスタコーヴィチ、今の日本フィルを体感せよ! ショスタコーヴィチの交響曲第11番は、かつて日本フィルが桂冠指揮者ラザレフと壮絶な演奏を繰り広げたい縁浅からぬ作品。それをあえて今回は現首席指揮者カーチュン・ウォンと演奏いたします。ラザレフとは異なったアプローチのショスタコーヴィチを通じて、「日本フィルの現在」を皆様にお楽しみ頂けると思います。前半では同じ作曲家のピアノ協奏曲第1番をラインナップ。ピアノと共に我らが「ソロ・トランペット」オッタビアーノが活躍するユニークなコンチェルトです。
第773回東京定期演奏会 第773回東京定期演奏会 の続きを見る カーチュン・ウォンが挑む、謎多き傑作・マーラー第6番の真髄 首席指揮者カーチュン・ウォンと取り組むマーラー・シリーズも第6弾を迎えます。今回は《悲劇的》のタイトルをもつ交響曲第6番を演奏いたします。伝統的な4楽章形式に基づきつつも、その内容から編成に至るまで円熟期のマーラーならではの独創性が過剰なまでに詰め込まれた傑作であり、今もって謎に満ちた問題作でもあります。これまで私たちを驚かしてくれたカーチュンならではの視点によって、この作品の未だ秘めている新たな価値や魅力が照射されることでしょう。
第415回横浜定期演奏会 第415回横浜定期演奏会 の続きを見る 炎のコバケンと日本フィルの名手が奏でる、至高のモーツァルトと英雄 桂冠名誉指揮者小林研一郎と首席クラリネット奏者の伊藤寛隆との横浜定期演奏会。今回は交響曲の世界で革命を巻き起こしたベートーヴェンの第3番《英雄》と、典雅で夢見るような情景が展開するモーツァルトのクラリネット協奏曲という絶品プログラムをお贈りいたします。伊藤は長年にわたって日本フィルのクラリネット・セクションを牽引している功労者であり、かけがえのない存在。もちろん小林マエストロからの信頼も絶大で、この両者が共演するコンチェルトですから期待せずにはいられません。後半の《英雄》はベートーヴェンが34歳の時に書き上げた野心作。今では古楽的なアップテンポのアプローチも増えていますが、我らがマエストロ・コバケンとはあくまで重厚なスタイルによる堂々たる演奏をお届けします。
第414回横浜定期演奏会 第414回横浜定期演奏会 の続きを見る ウィーンの薫り漂う珠玉のニューイヤープログラム ウィーン・フィルのヴァイオリン奏者として活躍し、NHKで放送される元日の恒例の「ウィーン・フィルニューイヤーコンサート」にもスタジオ出演したヴィルフリート・和樹・ヘーデンボルクが、この回の主役を努めます。かつて本場ニューイヤー・コンサートを牽引し、日本フィルとも共演したことのあるヴィリー・ボスコフスキーの追憶を込めた今回のプログラム。後半の曲目は1955年に初めてボスコフスキーが指揮したニューイヤー・コンサートのプログラムを、ヘーデンボルク氏自らリサーチして決定しました。ウィーンのエッセンスとこだわりがタップリ詰まったこの公演、どうぞお楽しみに!
第413回横浜定期演奏会 第413回横浜定期演奏会 の続きを見る フレッシュな響きで贈る、特別な第九 12月の横浜定期演奏会は恒例の「第九」演奏会。今年は注目の若手指揮者、出口大地が登場します。東京音楽大学出身の出口は、日本フィルの「フレンド・オブ・JPO」のポストを持つ広上淳一氏に薫陶を受け、その際には日本フィルの第九公演に合唱団として出演した経験もあるという抜群の相性です。前半にはドイツオペラの基礎を築いたウェーバーの最後のオペラ「オベロン」より序曲で演奏会を彩ります。勢いあふれる出口のタクトが今をときめくフレッシュなソリスト陣とともに、ベートーヴェンの大作「第九」に新たな魅力を感じさせてくれることでしょう。
第412回横浜定期演奏会 第412回横浜定期演奏会 の続きを見る 太田弦×牛田智大、ロマン派を極める 指揮者の太田弦は30歳の若さながら仙台フィルハーモニー管弦楽団の「指揮者」と九州交響楽団「首席指揮者」のポストを持つ逸材。尾高忠明、高関健という偉大な二人に学んだ太田は、師匠譲りの人間的な暖かさと研究者並みの深い楽譜の読み込みによって聴き手を唸らせる若きマエストロです。一方コンチェルトのソリストには牛田智大を迎えます。幼少期からファンを魅了してきた彼ですが、今や日本ピアノ界の次世代を担うトップランナーであり、それでいながら華美な演奏とは一線を画した確固たる世界観を構築するアーティストです。そのような二人とともに、今回の日本フィル横浜定期演奏会ではロマン派を代表する傑作2曲をお贈りします。
第411回横浜定期演奏会 第411回横浜定期演奏会 の続きを見る 日本フィルが結ぶ、縁と伝統の響き 指揮者藤岡幸夫は「日本フィルの父」である渡邉曉雄最後の愛弟子。そしてシベリウスは渡邉が最も愛した作曲家であり、そのDNAは藤岡と日本フィルに着実に受け継がれています。そして吉松作品は日本フィルが1993年に委嘱・初演した「日本フィル・シリーズ」の一曲であり、日本フィルにとってはかけがえのない宝物です。しかも吉松氏もまたシベリウスをこよなく愛する作曲家です。つまりこのコンサートは日本フィルを核とした縁が縦横無尽に結びついた特別なプログラムで構成されています。そしてこれからの日本フィルの象徴として若き首席トロンボーン奏者伊藤雄太の雄姿もお見逃しなく!
JPO RECORDINGS 新譜情報 JPO RECORDINGS 新譜情報 の続きを見る ●マルケヴィッチ指揮 《展覧会の絵》《前奏曲と愛の死》 1965年ライブ3月3日(月)発売 【CD】 JPCD-1040 ¥1,500 日本フィル初期の指揮者陣、名匠イーゴリ・マルケヴィッチとの記録をCD化。1960年の初来日、日本フィルとの「春の祭典」は聴衆に鮮烈な印象を残しました。2回目の来日となった1965年は1か月にわたり日本フィルと名演を繰り広げました。1968年には名誉指揮者に就任。名匠マルケヴィッチと日本フィルの共演は5度にわたり、20年間の信頼関係が続きました。生き生きとした色彩感、躍動的なリズムを描き出すマルケヴィッチに創立間もない日本フィルが応えた「名演」の記録が60年の時を経て蘇りました。【JPO Historical】
【3月15日リリース予定 ハイレゾ・ダウンロード配信】 信末碩才(Hr.)独奏 R.シュトラウス:ホルン協奏曲第2番変ホ長調TrV283 (Live atサントリーホール2024) 【3月15日リリース予定 ハイレゾ・ダウンロード配信】 信末碩才(Hr.)独奏 R.シュトラウス:ホルン協奏曲第2番変ホ長調TrV283 (Live atサントリーホール2024) の続きを見る 信末碩才 栃木県出身。12歳よりホルンを始める。 春日部共栄高等学校、東京藝術大学卒業。 第86回日本音楽コンクールホルン部門入選。第35回日本管打楽器コンクールホルン部門第3位。 ホルンを飯笹浩二、日髙剛の各氏に師事。 これまでに伴野涼介、西條貴人、五十畑勉、石山直城、Will Sanders、Stefan Dohr、Tero Toivonen、Cong Guの各氏のレッスン、マスタークラスを受講。 現在、日本フィルハーモニー交響楽団首席ホルン奏者。