2024/25シーズン定期演奏会 詳細発表! 2024/25シーズン定期演奏会 詳細発表! の続きを見る 2024/2025シーズン 定期演奏会一覧 秋季公演(9月~1月) Download 春季公演(3月~7月)
第772回東京定期演奏会 第772回東京定期演奏会 の続きを見る 真夏の夜に輝く星々のファンタジーと佐藤作品がもたらす静寂(サイレンス) フレンド・オブ・JPO(芸術顧問)広上淳一との恒例となった7月定期。今回は七夕を意識して星々を巡る旅に皆様を誘います。20世紀を代表する管弦楽作品であるホルストの組曲《惑星》は、太陽系の惑星をギリシャ神話の神々に準えて書かれた占星術にも通じる壮大な作品です。現代オーケストラの持つ華麗なパレットを縦横無尽に使いこなした名作であり、特に「火星(マーキュリー)」や「木星(ジュピター)」といった楽曲はご存知の方も多いことでしょう。前半にはコロナ期間中に演奏を予定していた日本を代表する作曲家佐藤聰明の「バス・クラリネット」協奏曲を演奏いたします。独特の妖しい光を持つバス・クラリネットの音色を生かした静謐で、時には能楽を想わせるその音楽は、後半の《惑星》と好コントラストを成すと言えるでしょう。
第771回東京定期演奏会 第771回東京定期演奏会 の続きを見る ハンガリーの巨匠にして世界中のアーティストから尊敬を集めるタカーチ・ナジ初登場! ガボール・タカーチ=ナジは首席指揮者カーチュン・ウォンの強い推薦により出演が決定。かつては「タカーチ・カルテット」の名前で世界的な名声を博し、今はスイスで開催される「ヴェルビエ音楽祭」を中心に指揮者として活躍する名匠です。同音楽祭では毎年マルタ・アルゲリッチ、カプソン、藤田真央といった世界的アーティスト達と共演を重ね、真の音楽家として尊敬を集めるタカーチ=ナジ。今回は同じくハンガリー出身の至宝にして最高峰のチェリスト、ミクローシュ・ペレーニも迎え、二人のマエストロによる深みのある「楽興の時」を心ゆくまでお楽しみいただきます。
第770回東京定期演奏会 第770回東京定期演奏会 の続きを見る 知性とダイナミクスを兼ね備えた世界的ピアニスト、S.ハフが登場! まず注目は今最も注目を集めるピアニスト、サー・スティーヴン・ハフの登場です。カーチュンからの熱いラヴ・コールに応える形で出演が実現しました。曲はブラームスのピアノ協奏曲第1番。ほぼ交響曲とも言えるこの大作を聴くにあたってハフほど相応しい人物はいません。是非ともご注目ください。前半にはカーチュンと日本フィルが継続的に取り組んでいる「アジアへの眼差し」の一環として、生誕100周年を迎える芥川也寸志の出世作にしてインド・エローラ石窟群からインスパイアされた「エローラ交響曲」と、インドネシアのガムラン音楽を取り込んだイギリスの作曲家ブリテンの筆による バレエ音楽《パゴダの王子》の組曲版をお送りいたします。
第769回東京定期演奏会 第769回東京定期演奏会 の続きを見る 錯乱と謎、そして哲学が飛び交う不思議な時間 23/24年シーズンに引き続いて登場してくれるマエストロ・リープライヒ。今回のプログラムはかなりユニークです。まず一つは現代ドイツを代表するボリス・ブラッハーのヴァイオリン協奏曲を、息子でヴァイオリニストでかつてはベルリン・フィルのコンサートマスターも務めたコリヤ・ブラッハーがソリストとして演奏します。ロマン派風の雰囲気の中にも近現代の響きが交錯する何とも不思議な感覚の作品です。謎が謎を呼ぶアイヴス、そして19世紀最大の哲学者ニーチェの代表的著作に基づくR.シュトラウス《ツァラトゥストラはかく語りき》など、摩訶不思議な世界観で彩られます。
第768回東京定期演奏会 第768回東京定期演奏会 の続きを見る いよいよ真打が登場、カーチュンの《復活》! 大好評のカーチュン・ウォンとのマーラー・シリーズ。第5,4,3,9番に引き続いて第5弾となる今回は、いよいよ第2番《復活》をとりあげます。マーラー作品の中でも1、2を争う人気作と言っても過言ではないこの作品。あらゆる形式を模索していた若き日のマーラーが、オーケストラと人の声をフル活用し、神々しい世界を構築した一つの境地と言えるでしょう。創立指揮者渡邉曉雄以来、さまざまな指揮者と培ってきた「日本フィルのマーラー」ですが、2026年の創立70周年を控えつつあるオーケストラとして渾身の演奏を、この《復活》を通じてお届けしたいと思います。
第409回横浜定期演奏会 第409回横浜定期演奏会 の続きを見る ロマンティシズムの極致、ラフマニノフの美麗な音世界 2023年4月ぶりの横浜登場となる原田慶太楼指揮による絢爛豪華なラフマニノフ・ナイトです。原田ならではの溢れんばかりの音楽表現がラフマニノフの華麗なスコアを通じて華開くことでしょう。ソリストには膨大なレパートリーの沃野を開拓しつつある気鋭のピアニスト阪田知樹を迎え、音が素早く飛び交う超絶技巧が炸裂したかと思えば、蜂蜜のように甘く変容する千変万化の「パガニーニの主題による狂詩曲」をお贈りします。次代のクラシック界を担う二人のアーティストが縦横無尽に活躍する期待の公演です。
第408回横浜定期演奏会 第408回横浜定期演奏会 の続きを見る 炎のコバケン渾身の《巨人》と千葉清加との可憐なモーツァルト 数あるマーラーの交響曲の中でも、マエストロ小林研一郎が第1番《巨人》に寄せる想いは非常に深いものがあります。日本フィルとも繰り返し演奏を重ね解釈を深めてまいりましたが、今回は久しぶりに横浜定期で取り上げます。広いみなとみらいホールの空間が濃密な「コバケンのマーラー」で満たされる瞬間をご体感下さい。自ら作曲家でもある小林ならではのユニークかつ非常に効果的な解釈を聴きとることができるでしょう。前半には我らがコンサートマスター千葉清加をソリストとして清冽で典雅なモーツァルトのコンチェルトを味わっていただきます。
第407回横浜定期演奏会 第407回横浜定期演奏会 の続きを見る ハンガリーの巨匠にして世界中のアーティストから尊敬を集めるタカーチ・ナジ初登場! 6月東京定期にも登場するガボール・タカーチ=ナジ氏。拠点の一つであるヴェルビエ祝祭室内管弦楽団と共に名門レコード会社ドイツ・グラモフォンにベートーヴェンの交響曲全集を録音したり、同地での音楽祭においてアルゲリッチやマイスキーといった著名演奏家と共演を重ね、あつい信頼を集めているまさに「名匠」です。今回は彼が得意とする古典派、初期ロマン派の作品と、自身のルーツであるハンガリーの作曲家コダーイが書いた絢爛豪華な管弦楽作品「ハーリ・ヤーノシュ」をお贈りいたします。
第406回横浜定期演奏会 第406回横浜定期演奏会 の続きを見る ショパン弾きぶりシリーズ第2弾 横山幸雄のロマン溢れる世界 24年4月に引き続き、日本を代表する「ショパン弾き」横山幸雄による弾き振りが披露されます。ソロ曲のみならず歌曲までも含むショパン作品全曲演奏に取り組むプロジェクトの一環にあたります。そのためこの公演でも有名なコンチェルトだけではなく、普段なかなか演奏されないピアノと管弦楽の協奏作品が取り上げられますので、是非お楽しみに。あえて指揮者を介さずソリスト自らがオーケストラと向き合うことで、より一層ロマンティックな「横山幸雄の世界」が色濃く反映されることでしょう。