指揮者が語る次回東京定期演奏会　首席指揮者ピエタリ・インキネン

インキネン、首席指揮者として最後の東京定期。
集大成の《クレルヴォ交響曲》

聞き手　池田 卓夫（音楽ジャーナリスト＠いけたく本舗®）
https://www.iketakuhonpo.com/

日頃より、日本フィルをご支援いただき誠にありがとうございます。
この1年に渡るロシアとウクライナで起きている諸情勢を慎重に見守ってまいりましたが、未だ解決の糸口が見えないような状況に心を痛めております。
そのような中で、6月に来日を予定している桂冠指揮者兼芸術顧問アレクサンドル・ラザレフの招聘は、モスクワに家族とともに居を構える同氏の状況をも考慮し、楽団と同氏の双方で協議を重ねた結果、大変残念ながら断念することとなりました。
ご迷惑をおかけしますことを心よりお詫び申し上げるとともに、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
来シーズンこそラザレフ×日本フィルの響きを皆様にお届けできるよう引き続き調整を進めてまいります。

第751回東京定期演奏会（6/9.10）、第388回横浜定期演奏会（6/3）の代替の内容は現在調整中です。
決まり次第お知らせいたします。

2023年2月17日
公益財団法人日本フィルハーモニー交響楽団

《つがいのつどい》『管弦楽のための協奏曲』（バルトーク・ベラ作曲）

文・写真　山口 敦

マイケル・スペンサー（日本フィルハーモニー交響楽団コミュニケーション・ディレクター）の音楽創造ワークショップ、ここしばらくコロナで隔てられ、リモートでの開催を余儀なくされてきましたが、今回ひさびさに「リアルなマイク」を東京・杉並に迎えることができました。（2022年12月12日開催）

　２時間という限られた時間のなかで、バルトークの音楽人生のすべてが詰まった名作を逍遥する。
　その音楽散歩の道しるべは？