
第750回東京定期演奏会<春季>
日本フィルeチケット♪
指揮者が語る次回東京定期演奏会
カーチュン・ウォン編
5月の定期演奏会では非常に挑戦的かつ音楽的にも充実したプログラムをお届けします。
プログラムに含まれる3つの作品はいずれも過去100年以内に書かれたものです。
演奏会前半では単一楽章で構成されている2作品をお届けします。
1940年にシカゴ交響楽団の創立50周年を記念して委嘱されたニコライ・ミャスコフスキーの交響曲第21番は彼の全27曲の交響曲の中で最も演奏されている作品の一つです。チャイコフスキーやプロコフィエフを思わせるような美しく哀愁を帯びたパッセージをお聴きいただくことができます。
また、芥川也寸志によるチェロとオーケストラのための「コンチェルト・オスティナート」(1969年)を演奏します。チェンバロが多く使われており、シャコンヌやパッサカリアなど、様々な形のオスティナートを用いたバロック時代の音楽との繋がりを感じることができます。一昨年、兵庫芸術文化センター管弦楽団と共にドヴォルジャークの協奏曲をご一緒させて頂いたチェロの佐藤晴真さんとの再会が楽しみです。
プログラム後半はヤナーチェクのシンフォニエッタ(1926年)をお届けします。
2009年に発表された村上春樹氏による『1Q84』冒頭では主人公が同曲を聴く描写があり、その後も作品に繰り返し登場することで一躍有名曲となった作品です。私自身が著者とこの『1Q84』の大ファンであるため、ストーリー設定と同じように《三軒茶屋》の近くで車に乗っているときはいつもシンフォニエッタの冒頭のファンファーレを流しながら、《首都高速道路に設置されている緊急避難用の階段》を探してしまいます。(大ファンと言うレベルを遥かに超えてしまっているかもしれませんね)
第1楽章と最終楽章でこのファンファーレを奏でる金管楽器群にも是非ご注目下さい。
定期演奏会へのご来場を心よりお待ち申し上げております。
カーチュン・ウォン
カーチュンとの世界各地の音楽的アイデンティティを探る旅
シンガポールと日本。共にクラシック音楽の「本場」出身ではない指揮者とオーケストラだからこそ持ち得る視点で組まれたのが今回のプログラムです。中央ヨーロッパからは一定の距離を置いたミャスコフスキー(ロシア)、芥川(日本)、ヤナーチェク(チェコ)というユニークな作曲家たちが、オーケストラという典型的な西洋音楽のメディア(媒体)を通じて、自身の民族性・時代性を存分に披露してくれます。それぞれの「クセが強い」音楽を、カーチュンならではの解釈で時には土臭く、時には洗練さをもって皆様にお届けいたします。芥川作品へのソリストにはきわめて難関で知られるミュンヘン国際音楽コンクールで日本人として初めて優勝した若きチェリスト佐藤晴真を迎えます。
公演プログラムはこちら
当公演は有料のライブ配信を行います
視聴、購入は以下のサイトから!

視聴券 1000円 3か月間視聴可
ライブ配信 5/12 19:00~
アーカイブ販売期間 6カ月間購入可 ※アーカイブ配信販売調整中
【年間定期会員券】(第743回~第752回)
2022年6月1日(水)11時 発売
S¥48,000 A¥38,000
B¥35,000 C¥30,000
P¥21,600(4月を除く全9回)
Ys(25歳以下)¥13,000
【春季定期会員券】(第748回~第752回)
2022年12月1日(木)11時 発売
S¥26,000 A¥21,000
B¥19,000 C¥16,000
P¥13,000 Ys(25歳以下)¥7,000
定期会員特典の詳細はこちら
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(創造団体支援))|独立行政法人日本芸術文化振興会

助成:

協賛:鹿島建設株式会社、三井不動産株式会社
後援:シンガポール共和国大使館
※未就学児のご入場はご遠慮ください。
※託児サービスは見合わせております。
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