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第656回東京定期演奏会<秋季>

公演終了
サントリーホール

指揮:小泉和裕

【日本フィル・シリーズ再演企画】
ベートーヴェン:交響曲第2番
小倉 朗:交響曲 ト調(日本フィル・シリーズ第20作)
ベートーヴェン:交響曲第7番 

【1回券】 S席7000円  A席6000円  B席5000円  C席4000円(完売) P席3000円  Ys(25歳以下、S席以外)席1500円

日本フィルとはなんと15年ぶりの共演となる小泉和裕。久しぶりの再会となる今回の公演ではベートーヴェンの交響曲と現代邦人作品というユニークな組み合わせを演奏します。ベートーヴェンの2番は古典派とロマン派の両要素が絶妙にバランス良く盛り込まれおり、また「第九」交響曲を想起させる要素が多数含まれることから、近年改めて注目を集めている作品でもあります。7番シンフォニーにはクラシックの超人気作。全編に渡ってリズミカルな音符達の饗宴で、聴き手の心も鼓舞されずにはいられません。また継続的に行っている【日本フィル・シリーズ再演企画】として小倉朗の交響曲ト調を演奏します。ハイテンションでアップテンポな「楽しい現代音楽」であることを確信を持ってお約束します。ベートーヴェンの7番とともに躍動感に満ちたシンフォニーをお楽しみください。

小倉朗氏ご息女からお便りを頂きました。
 「この度、日本フィルの定期演奏会で、父小倉朗:交響曲ト調 を取り上げて頂くことになり大変うれしく思っております。オペラや多くの合唱曲の作曲を通じて、言葉と音楽の関係について考察を広げていったころの作品です。日本的なリズムや旋律のモチーフに彩られた明快な曲で、珍しく一気に書き上げたようです。この少し前に生業の糧であったNHK番組「事件記者」* も打ち切られ「この家は一体どうなるのかしら」と子供心にハラハラしたものです。しかし父は大好きな海釣りに没頭。釣り仲間の日本フィルトランペット奏者の方に「出だしで、トランペットが海面に日の光がパアッと差し込んでくるように出てくるんだ!」と4楽章の冒頭について、嬉しそうに語っていたことを思い出します。父の終生の憧れであったベートーヴェンの交響曲を前後に聞ける、たいへん興味深いプログラム。楽しみです。」

*事件記者:1958-1966 NHKで放送されたドラマ
テレビの草創期のドラマ。新聞を高速に印刷する輪転機と迫真に迫る音楽によるタイトルバック。当時のテレビ世代にとって忘れられないシーンです。最初は生番組だったそうです。演奏も生?
その日の事件を早速とりいれたり、最初に名前を間違えたら最後までそれに合わせなくてはならないなど出演者の苦労は笑い話のようです。
好評発売中

<主催>公益財団法人日本フィルハーモニー交響楽団
<特別協賛>三菱UFJニコス株式会社 フジテレビジョン
<協賛>鹿島建設株式会社 昭和シェル石油株式会社
    株式会社ティーガイア 三井不動産株式会社
    株式会社リョーサン パイオニア株式会社

    文化芸術振興費補助金(トップレベルの舞台芸術創造事業)