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【謹告】11月18日、19日第745回東京定期演奏会 出演者及びプログラム決定

2022.09.27

日本フィル11月公演に関するお知らせ(9月2日)にて発表しました通り、2022年11月18日(金)、19日(土)第745回東京定期演奏会は、出演者及びプログラムを変更して開催いたします。
新たな公演内容が決定いたしましたので謹んでお知らせいたします。

なお、1回券をお申込みで払戻しをご希望のお客様は、日本フィル・サービスセンター(TEL:03-5378-5911)へご相談ください。

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【世界的オーボエ奏者であり指揮者でもある フランソワ・ルルーとともに追究する、理想のアンサンブル】
フランソワ・ルルーはフランス出身の世界的オーボエ奏者であり、近年では指揮活動も展開している、まさに「音楽家」。オーボエ奏者としては、ニューヨーク・フィルをはじめとする有名オーケストラと共演するほか室内楽にも熱心に取り組み、フルートのエマニュエル・パユらが集まる六重奏団のレ・ヴァン・フランセやピアノの名手であるバティアシュヴィリ、ル・サージュといったリサイタルのパートナーと世界各地で定期的に演奏しています。指揮者としては、2021/22シーズンにはスイス・イタリア語放送管、BBCスコットランド響、ハンガリー国立フィル、ヨーロッパ室内管弦楽団、バーミンガム市響などに客演。
 ドヴォルジャークの「管楽セレナーデ」は、その充実した音楽的内容にも関わらず、少し特殊な編成故に演奏機会が少ない傑作です。管楽器とチェロ、コントラバスのアンサンブルによって奏でられる音楽は、民謡を想わせる素朴な音風景とドヴォルジャークならではの旋律美と形式美が全編を織りなします。同じくチェコ民族としての誇りが編み込まれた名作《伝説》からの抜粋と共に前半をお楽しみいただきます。
 後半ではモーツアルトのコンチェルトを通じて、オーボエ奏者ルルーの千両役者っぷりを存分にお楽しみいただきます。世界を魅了する絶美の音色が導く愉悦の時をどうぞ。そして最後はルルーの故国フランスからビゼーの交響曲をお届けいたします。天才作曲家が残した洒脱で閃きに満ちたこの作品は、まさに指揮者とオーケストラによる室内楽的アプローチでこそ花開きます。

 初共演となるルルーと日本フィルの記念すべき公演、どうぞお楽しみに。

第745回東京定期演奏会

2022年11月18日(金)19:00
2022年11月19日(土)14:00
サントリーホール

指揮・オーボエ:フランソワ・ルルー
ドヴォルジャーク:管楽セレナーデ op.44 B.77*
ドヴォルジャーク:《伝説》op.59 B.122 より第1曲、第8曲、第3曲
モーツァルト:オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314*
ビゼー:交響曲第1番 ハ長調
*吹き振り

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フランソワ・ルルー(指揮・オーボエ)
François Leleux

ⒸThomasKost

指揮者でありオーボエ奏者のフランソワ・ルルーは、溢れんばかりの熱意と活力を持つことで知られる。昨シーズンはカメラータ・ザルツブルクのアーティスティック・パートナーを務め、これまでに、パリ室内管のアーティスト・イン・アソシエーション、フランクフルト響、ストラスブール・フィル、ベルン響、ノルウェー室内管などのアーティスト・イン・レジデンスとして活躍。
2022/23シーズンは、指揮者としてスウェーデン室内管、ケルン放送響、スコットランド室内管、バーミンガム市響楽、ハンガリー国立フィル等との共演を予定。これまでにオスロ・フィル、リール国立菅、トーンキュンストラー管なども指揮している。
オーボエ奏者としては、ニューヨーク・フィル、ベルリン・ドイツ響、ロイヤル・ストックホルム・フィルやNHK交響楽団等と共演している。室内楽にも熱心に取り組み、六重奏団のレ・ヴァン・フランセや、リサ・バティアシュヴィリ、エリック・ル・サージュにエマニュエル・シュトロッセといったリサイタルのパートナーたちと、世界各地で定期的に演奏している。
最新録音は、ワーナー・クラシックスからリリースされた「Bienvenue en France(フランスへようこそ~フランス・オーボエ作品集)」。現在ミュンヘン音楽大学の教授も務めている。

 

2022年9月27日
公益財団法人日本フィルハーモニー交響楽団