2022年6月10日(金)第378回横浜定期演奏会、12日(日)第396回名曲コンサート並びに6月17日(金)、18日(土)第741回東京定期演奏会に出演予定でした桂冠指揮者兼芸術顧問のアレクサンドル・ラザレフ氏は、現在起きている諸状況を考慮し、楽団と同氏の双方で協議を重ねた結果、残念ながら今回の来日を断念することになりました。 お知らせが遅くなりましたことを心よりお詫び申し上げます。
なお、10日(金)第378回横浜定期演奏会、12日(日)第396回名曲コンサートの指揮には、フレンド・オブ・JPO(芸術顧問)広上淳一氏を迎え、ソリスト・プログラムに変更はございません。 急な代役をお引き受けいただいた広上氏に心より御礼申し上げます。 17日(金)、18日(土)第741回東京定期演奏会における代替の指揮者・プログラムについては、現在調整中です。 今しばらくお待ち頂きますようお願い申し上げます。※新たなプログラムが決定いたしました。(5/9発表)
《公演内容》
第378回横浜定期演奏会
2022年6月10日(金)19:00 神奈川県民ホール 指揮:広上淳一[フレンド・オブ・JPO(芸術顧問)] ヴァイオリン:ボリス・ベルキン プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番 ト短調 op.63 ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 op.47
第396回名曲コンサート
2022年6月12日(日)14:00 サントリーホール 指揮:広上淳一[フレンド・オブ・JPO(芸術顧問)] ピアノ:横山幸雄 ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 op.43 ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 op.47 5月13日(金)一般発売
東京生まれ。尾高惇忠にピアノと作曲を師事、音楽、音楽をすることを学ぶ。東京音楽大学指揮科卒業。1984年、26歳で「第1回キリル・コンドラシン国際青年指揮者コンクール」に優勝。以来、フランス国立管、ベルリン放送響、コンセルトヘボウ管、モントリオール響、イスラエル・フィル、ロンドン響、ウィーン響などメジャー・オーケストラへの客演を展開。これまでノールショピング響、リンブルク響、ロイヤル・リヴァプール・フィルのポストを歴任、このうちノールショピング響とは94年に来日公演を実現、さらに米国ではコロンバス響音楽監督を務めヨーヨー・マ、ミドリをはじめ素晴らしいソリストたちとともに数々の名演を残した。
近年では、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ響、スイス・イタリア管、モンテカルロ・フィル、バルセロナ響、ビルバオ響、ポーランド国立放送響、スロヴェニア・フィル、サンクトペテルブルク・フィル、チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ、ラトビア国立響、ボルティモア響、シンシナティ響、ヴァンクーヴァー響、サンパウロ響、ニュージーランド響等へ客演。国内では全国各地のオーケストラはもとより、サイトウ・キネン・オーケストラ、水戸室内管弦楽団にもたびたび招かれ絶賛を博している。 オペラ指揮の分野でもシドニー歌劇場デビューにおけるヴェルディ《仮面舞踏会》、《リゴレット》が高く評価されたのを皮切りに、グルック、モーツァルトからプッチーニ、さらにオスバルト・ゴリホフ《アイナダマール》の日本初演まで幅広いレパートリーで数々のプロダクションを成功に導いている。
1991年9月から2000年8月まで日本フィルの正指揮者を務めた。2008年4月より京都市交響楽団常任指揮者を経て2014年4月より常任指揮者兼ミュージック・アドヴァイザー。2015年には同団とともにサントリー音楽賞を受賞。2017年4月からは札幌交響楽団友情客演指揮者も務める。常任指揮者として13シーズン目の2020年4月より京都市交響楽団第13代常任指揮者兼芸術顧問に就任。2020年4月より京都コンサートホール館長も務める。2021年9月より日本フィルのフレンド・オブ・JPO(芸術顧問)。また、東京音楽大学指揮科教授として教育活動にも情熱を注いでいる。
2022年4月25日 公益財団法人日本フィルハーモニー交響楽団