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仮面舞踏会 出演者プロフィール

スタッフ


指揮:広上淳一 [フレンド・オブ・JPO(芸術顧問)

東京生まれ。尾高惇忠にピアノと作曲を師事、音楽、音楽をすることを学ぶ。東京音楽大学指揮科卒業。26 歳で第1 回キリル・コンドラシン国際青年指揮者コンクールに優勝。以来、フランス国立管、ベルリン放響、コンセルトヘボウ管、モントリオール響、イスラエル・フィル、ロンドン響、ウィーン響などメジャー・オーケストラへの客演を展開。これまでノールショ
ピング響、リンブルク響、ロイヤル・リヴァプール・フィル、コロンバス響のポストを歴任。近年では、ヴァンクーヴァー響、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、ミラノ・ヴェルディ響、サンクトペテルブルク・フィル、バルセロナ響、モンテカルロ・フィル等へ客演。国内では全国各地のオーケストラはもとより、サイトウ・キネン・オーケストラ、水戸室内管にもたびたび招かれ絶賛を博している。オペラの分野でもシドニー歌劇場へのデビュー以来、数々のプロダクションを指揮。2008 年4 月より京都市交響楽団常任指揮者を経て14 年4 月より常任指揮者兼ミュージック・アドヴァイザー、常任指揮者として13 シーズン目の20 年4 月より22 年3 月まで京都市交響楽団第13 代常任指揮者兼芸術顧問を務めた。15 年には同団とともにサントリー音楽賞を受賞。現在はオーケストラ・アンサンブル金沢アーティスティック・リーダー、日本フィルハーモニー交響楽団 フレンド・オブ・JPO(芸術顧問)、札幌交響楽団友情指揮者、京都市交響楽団 広上淳一。また、東京音楽大学指揮科教授として教育活動にも情熱を注いでいる。

演出:高島勲

長野県生まれ。ウィーン大学演劇学科卒(修士終了)。バイロイト、ザルツブルク、ミュンヘンなどで照明スタッフ、舞台監督、演出助手として研鑚を積む。五島記念文化財団第二回オペラ新人賞、ローム音楽財団の助成を得てヨーロッパ各地で研修。1994年、日生劇場『魔弾の射手』によりオペラ演出デビュー。NHK交響楽団、シティー・フィルなどのオーケストラ主催オペラ公演、愛知県芸術劇場、彩の国さいたま芸術劇場、日生劇場、フランス、スペイン、チリなどで演出。2020年8月、ロックダウン中のオーストリア・ワインフィアテル音楽祭で『さまよえるオランダ人』を演出。元日生劇場芸術参与。東京音楽大学特別招聘講師。

振付:広崎うらん

衣裳:桜井久美(アトリエヒノデ)

照明:岩品武顕

舞台監督:幸泉浩司

キャスト


アメーリア:中村恵理

2008年英国ロイヤルオペラにデビュー。10年から6年間にわたりバイエルン国立歌劇場の専属歌手として数々のオペラで主要キャストを務める。また英国ロイヤルオペラ《カプレーティ家とモンテッキ家》ジュリエッタ、《トゥーランドット》リュー、《リゴレット》ジルダ、《蝶々夫人》タイトルロールをはじめ、ウィーン国立歌劇場、ワシントン・ナショナル・オペラ、ベルリン・ドイツ・オペラなど客演多数。
24年4月にはイギリスのCDレーベル「Opera Rara」新制作録音《シモン・ボッカネグラ》(1857年版)アメーリアでロール・デビューを果たした。5月には新国立劇場《椿姫》ヴィオレッタで出演、その圧倒的な存在感で聴衆を魅了した。
15年度芸術選奨文部科学大臣新人賞、17年JXTG音楽賞洋楽部門奨励賞、17年度兵庫県芸術奨励賞の各賞を受賞。東京音楽大学特任教授、大阪音楽大学客員教授。

リッカルド:宮里直樹

東京藝術大学首席卒業、同大学院修了。明治安田クオリティオブライフ文化財団の助成により渡欧、ウィーン国立音楽大学にて学ぶ。2015年度ロームミュージック ファンデーション奨学生。第48回日伊声楽コンコルソ第1位、第28回アジア国際音楽コンサートにて金賞、テノール特別賞等受賞歴多数。日生劇場《ラ・ボエーム》ロドルフォ、二期会《ファルスタッフ》フェントン、東京芸術劇場《椿姫》アルフレード、新国立劇場《ばらの騎士》テノール歌手、宮崎国際音楽祭《仮面舞踏会》リッカルド、いずみホール《真珠採り》ナディール等出演。コンサート・ソリストとしても、バッハ「ロ短調ミサ」、モーツァルト「レクイエム」、メンデルスゾーン「讃歌」、ベートーヴェン「ミサ・ソレムニス」「第九」、マーラー「大地の歌」等で高い評価を得ている。二期会会員

レナート:池内響

兵庫県姫路市出身。東京藝術大学大学院オペラ科修了。2015年、日生劇場《ドン・ジョヴァンニ》タイトルロールでオペラ・デビュー。2017年に渡伊。ミラノで研鑽を積み、18年に第56回ヴェルディの声国際コンクール入選(伊)。19年第10回サルヴァトーレ・リチートラ声楽コンクール第1位(伊)、22年第20回東京音楽コンクール声楽部門第1位及び聴衆賞等多数受賞。24年3月、びわ湖ホール プロデュースオペラ《ばらの騎士》ではファーニナルで出演し絶賛された。今後は全国共同制作オペラ《ラ・ボエーム》マルチェッロ、東京都交響楽団 ベートーヴェン「第九」公演等へ出演。25年3月にはびわ湖ホール プロデュースオペラ《死の都》フランクで出演を予定している。
第37回姫路市芸術文化奨励賞、第25回坂井時忠音楽賞、20年兵庫県芸術奨励賞の各賞を受賞。

ウルリカ:福原寿美枝

京都市立芸術大学卒業、同大学院修了。音楽学部賞受賞。
国内公演での《カルメン》《アイーダ》《ドン・カルロ》《古事記》をはじめ、イタリアピサ歌劇場にて《聖スザンナ》《修道女アンジェリカ》等、国内外のオペラに出演。
オーケストラとは、NHK交響楽団とモーツァルト「レクイエム」、大阪交響楽団とヴェルディ「レクイエム」、大阪フィルハーモニー交響楽団と「ヨハネ受難曲」「マタイ受難曲」、名古屋フィルハーモニー交響楽団とマーラー「復活」「交響曲第3番」「千人の交響曲」等、数多く共演し、好評を得ている。
神戸市文化奨励賞、音楽クリティック・クラブ賞受賞、2023年度藤堂音楽賞受賞。関西二期会会員。武庫川女子大学音楽学部教授、京都市立芸術大学非常勤講師。

オスカル:盛田麻央

国立音楽大学卒業、同大学院修了。二期会オペラ研修所マスタークラスを優秀賞及び奨励賞を授与され修了。パリ・エコールノルマル音楽院、パリ国立高等音楽院修士課程を満場一致の最優秀にて修了。これまで二期会《ドン・ジョヴァンニ》ツェルリーナ、《メリー・ウィドー》ヴァランシェンヌの他、《椿姫》題名役等を演じており、2021年二期会《魔笛》でパミーナを演じ絶賛される。コンサートでも主要オーケストラと共演しており、最近では22年ブロムシュテット指揮N響ニールセン「交響曲第3番」、23年上岡敏之指揮読響モーツァルト「レクイエム」などで好評を博している。NHK「リサイタル・パッシオ」、「クラシックTV」などにも出演。第8回エレーナ・オブラスツォワ国際声楽コンクール第3位、第17回日仏声楽コンクール第1位及び竹村賞、第12回東京音楽コンクール声楽部門第2位。二期会会員

シルヴァーノ:高橋宏典

東京藝術大学音楽学部声楽科、同大学大学院オペラ専攻修了。在学中、安宅賞、宮田亮平奨学金、アカンサス賞、同声会賞受賞。第12回東京国際声楽コンクール第1位及び東京新聞賞受賞。第58回日伊声楽コンコルソ入選。2023年第3回平井康三郎声楽コンクール第2位。これまでに、日本オペラ協会《源氏物語》朱雀帝、藤原歌劇団《ファウスト》ヴァグネルをはじめ《椿姫》ジェルモン、《ランメルモールのルチア》エンリーコ、《ラ・ボエーム》マルチェッロなどで出演し高い好評を得ている。
コンサートでは、ベートーヴェン「第九」、ヘンデル「メサイア」、モーツァルト「レクイエム」、ヴェルディ「レクイエム」、オルフ「カルミナ・ブラーナ」等にソリストとして出演を重ねている。今後の活躍に注目が集まる新進気鋭のバリトン歌手のひとり。 藤原歌劇団団員。日本オペラ協会会員。

サムエル:田中大揮

昭和音楽大学卒業、同大学大学院修了。第52回日伊声楽コンコルソ入選。
2012年《フィガロの結婚》のバルトロで藤原歌劇団にデビュー以降、《仮面舞踏会》サムエル、《愛の妙薬》ドゥルカマーラ、《セビリャの理髪師》バルトロ、《ドン・ジョヴァンニ 》レポレッロ、 《 コジ・ファン・トゥッテ 》ドン・アルフォンソ等で出演。日本オペラ協会には、17年 《ミスター・シンデレラ 》伊集院忠義、 《キジムナー時を翔ける 》区長/地頭代、《 夕鶴 》惣どで出演。その他、藤沢市民オペラ 《トスカ 》シャルローネ/牢番、日生劇場 《カプレーティとモンテッキ 》ロレンツォ、愛知県芸術劇場 《バスティアンとバスティエンヌ 》魔法使いコラー、ひろしまオペラルネッサンス 《ドン・ジョヴァンニ 》同役等、各地でオペラに出演し活躍を続けている。また「メサイア」「第九」等でバス・ソロとしても活躍の場を広げている。藤原歌劇団団員。昭和音楽大学非常勤講師。

トム:杉尾真吾

武蔵野音楽大学卒業、同大学大学院修了。第48回イタリア声楽コンコルソ・シエナ大賞受賞。東京国際声楽コンクール新進気鋭声楽家部門第3位。第3回V.テッラノーヴァ国際声楽コンコルソ入選。第2回イブラ・グランド・アワード・ジャパン第1位(総合グランプリ)受賞。俳優として、ミュージカル「グランドホテル」、ドラマ「IQ246」などに出演後、2018年よりオペラ歌手として本格的に活動を再開。これまでに、《ナブッコ》ザッカリア、《ラ・ボエーム》コッリーネ、《マクベス》バンコーなど、多数出演している。
藤原歌劇団には、21年《ジャンニ・スキッキ》のアマンティオ・ディ・ニコラーオでデビューの後、《イル・カンピエッロ》ファブリーツィオ、《二人のフォスカリ》ヤコポ・ロレダーノで出演。日本オペラ協会には、20年《紅天女》の帝でデビュー後、《ニングル》光介で出演。これからの活動が期待されている注目の新進バス。藤原歌劇団団員。日本オペラ協会会員。

合唱:東京音楽大学

東京音楽大学合唱団は「合唱」授業科目の履修者から選抜された学部生と声楽専攻の大学院生を中心に構成する混声合唱団で、国内外の著名オーケストラと数多くの共演を果たしている。日本フィルハーモニー交響楽団との共演は、「第九」を始めとして1979 年以来40 年以上の歴史を持つ。他に2018 年11月にサンクトペテルブルクフィルハーモニー交響楽団「イワン雷帝」、2019 年11 月にNHK 音楽祭「シンフォニック・ゲーマーズ4」、2021年6月に「めぐろで第九2020+1」、2022 年8 月に「フェスタサマーミューザKAWASAKI 2022」に出演。2023 年には日本フィルハーモニー交響楽団「クレルヴォ」「第九」「道化師」「カルミナ・ブラーナ」に出演。合唱指導は2024 年度より、志村文彦、藤牧正充、浅井隆仁、杉野正隆の各氏に加え、フレンドリー・アドバイザーとして広上淳一氏を迎えている。

管弦楽:日本フィルハーモニー交響楽団