広上淳一 フレンド・オブ・JPO(芸術顧問)就任決定のお知らせ

日本フィルハーモニー交響楽団(理事長:平井俊邦)は、2021年9月1日より指揮者広上淳一氏を「フレンド・オブ・JPO(芸術顧問)」に迎えることを決定いたしましたので、謹んでお知らせいたします。

コロナ禍に喘ぐオーケストラ業界において、芸術・文化分野の状況を俯瞰的に見ることのできるマエストロの一人が広上淳一氏です。芸術を取り巻く環境が危機の今こそ、一つのオケ、という単位だけではなく、クラシック音楽界全体をどう盛り上げ、支えてゆくかが問われております。日々熟考されている広上氏から音楽的にも経営的にも型にはまらないアドヴァイスを頂きながら、日本フィルは更なる高みを目指していきたいと願っております。

音楽的解釈、深みが高く評価されている現代の巨匠・広上氏には、かつて正指揮者として(1991年9月-2000年8月)、そしてその後も毎年、定期演奏会へご出演いただくなど継続的かつ緊密な繋がりを通して、日本フィルの精神性を深くご理解いただいております。そして指揮者であると同時に、教育者でもある広上氏には、演奏家としての在り方を若い奏者へも語りかけ、芸術的中軸を築き上げる指導者的役割も期待しております。このような経緯を踏まえて、このたび「フレンド・オブ・JPO(芸術顧問)」への就任をお引き受け頂きました。“知れば知るほど面白いクラシックの世界”を多くの方々に提供し、体験してもらいたいと考えています。引き続きご支援賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

 

広上淳一よりメッセージ

私も齢63になった。日本フィルの父、故渡邉暁雄先生がご存命の頃の63を今改めて思い出すと、なんと、貫禄、高貴な、そして光輝な人格、慧眼を持ち合わされていたことだろう。なんと言っても、その醸し出す雰囲気、気!の強さと尊さは、圧倒的だった。今の私とは、比較にもならない…。情け無い限りだ…。1979年東京音大に入学した、私と現田茂夫が、その年から始まった第九の大学合唱団員として参加していた第九の授業に先生がいらっしゃり、リハーサル後私達を呼び止め、この大学で真剣に、そして真摯に勉強するのだよ!必ずミューズの神は君達を護り指揮者に導いてくれる日が訪れるだろう、と励まして頂いた。この金言、今でも脳裏に焼き付いている。日本フィルは若い未熟な時代の私に暖かい手を差し伸べ、そして今の私に育て上げてくれた。私の指揮人生の大事な恩人オーケストラである。

コロナ禍の中で苦しむ我が国の国民、多様な職種の人びとが日々苦しんでいる…。音楽業界も然り。大した力にはなれないかもしれないが、今こそ先人の偉大さを思い出して、少しでも音楽界に貢献できるように残りの人生を生きることに決めた。人々が幸せを感じ、笑顔の塊の姿と温もりのある社会の姿が来ることを夢みて…。その一心でこの職を引き受ける事にした。

日本フィルへの恩返しを遅まきながら始めます。

「温故知新」

 

広上×日本フィルの最新の演奏をMember’s TVU CHANNELでご視聴いただけます(1000円で全公演お聴きいただけます)。

◇6月の東京定期演奏会。ついに広上がブルックナーに挑んだ渾身の演奏。
https://members.tvuch.com/member/classic/86/

◇7月のさいたま定期演奏会。ベートーヴェンの名曲、<運命><田園>。
https://members.tvuch.com/member/classic/91/

 

今後の予定

第379回横浜定期演奏会
2022年7月2日(土)17時

神奈川県民ホール
指揮:広上淳一
ピアノ:福間洸太朗
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番
ベートーヴェン:交響曲第6番《田園》

発売日調整中

第742回東京定期演奏会
2022年7月8日(金)19時、9日(土)14時

サントリーホール
指揮:広上淳一
ヴァイオリン:米元響子
ブルッフ:スコットランド幻想曲
ブルックナー:交響曲第7番(ハース版)

発売日調整中

 

 


ⒸMasaaki Tomitori

広上淳一(ひろかみ じゅんいち)

東京生まれ。東京音大指揮科に学ぶ。26歳でキリル・コンドラシン国際青年指揮者コンクールに優勝。これまでノールショピング響、リンブルク響、ロイヤル・リヴァプール・フィル、コロンバス響のポストを歴任。フランス国立管、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、コンセルトヘボウ管、モントリオール響、イスラエル・フィル、ロンドン響、ウィーン響、サンクトペテルブルク・フィルなどへ客演を重ねる。国内では全国各地のオーケストラはもとより、サイトウ・キネン・オーケストラ、水戸室内管にも度々招かれ絶賛を博している。オペラでもシドニー歌劇場へのデビュー以来、国内外で数々のプロダクションを指揮。1991年9月から2000年8月まで日本フィルの正指揮者を務めた。現在、京都市交響楽団常任指揮者兼芸術顧問。京都コンサートホール館長。札幌交響楽団友情客演指揮者。東京音楽大学指揮科教授。

広上淳一最新プロフィールはこちらをご覧ください。

AMATI https://www.amati-tokyo.com/artist/conductor/post_9.php

 

 

日本フィルハーモニー交響楽団