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5月第730回東京定期演奏会、出演者及びプログラム変更のお知らせ

2021.04.26

第730回東京定期演奏会の指揮者として出演を予定しておりましたピエタリ・インキネン[首席指揮者]は、新型コロナウイルス感染症に係る入国制限措置の都合上、来日ができなくなりました。
  インキネン来日中止について

代わりまして、鈴木優人(指揮)、ソリストには辻彩奈(ヴァイオリン)が出演いたします。急な代役をお引き受けいただいたお二人に心より御礼申し上げます。
出演者変更に伴い、曲目も以下に変更させていただきます。
鈴木優人は自身のバックボーンであるバロック音楽はもちろんのこと、古典・ロマンそして現代までの音楽を手中に収めた気鋭のマエストロです。
今回は日本フィルとの共演ということで、鈴木氏自身の希望から伝統のシベリウス〜ヴァイオリン協奏曲と交響曲第6番に取り組むこととなりました。
ソリストの辻彩奈はモントリオール国際音楽コンクールをこの曲で制覇した実力派。
かつて渡邉曉雄やベルグルントといったシベリウスのスペシャリストと日本フィルが共演してきたこの作品を、今回若い二人の音楽家とともに心を込めて演奏いたします。

 

《変更後プログラム》

第730回東京定期演奏会
5月28日(金)19:00、29日(土)14:00
指揮:鈴木優人
ヴァイオリン: 辻彩奈
ステンハンマル:序曲《エクセルシオール!》
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 op.47
シベリウス:交響曲第6番 ニ短調 op.104

 

より一層万全の感染症対策を行い、皆様に安心してお楽しみいただけるように、そしてこのような状況下だからこそ音楽の力を我々自身もより一層信じ、お客様のご来場を心よりお待ちしております。
なお、すでにチケットをご購入いただいている皆さまには別途ご案内をお送りいたします。
ご迷惑をおかけいたしますこと、心よりお詫び申し上げます。

最新の情報は公式Webサイト(https://www.japanphil.or.jp/)でご確認ください。

 

鈴木優人(指揮)


ⒸMarco Borggreve

1981年オランダ生まれ。東京藝術大学及び同大学院修了。オランダ・ハーグ王立音楽院修了。第18回齋藤秀雄メモリアル基金賞、第18回ホテルオークラ音楽賞、令和2年度(第71回)芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。2018年9月よりバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)首席指揮者、2020年4月から読売日本交響楽団指揮者/クリエイティヴ・パートナーに就任。音楽監督を務めるアンサンブル・ジェネシスでは、オリジナル楽器でバロックから現代音楽まで意欲的なプログラムを展開する。指揮者としてアンサンブル金沢、NHK交響楽団、九州交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー管弦楽団、広島交響楽団、読売日本交響楽団等と共演。2017、2020年には鈴木優人プロデュース・BCJオペラシリーズを制作、上演。モンテヴェルディ:歌劇「ポッペアの戴冠」(2017)、ヘンデル:歌劇「リナルド」(2020)はバロック・オペラの新機軸として高く評価されるとともに多くの話題を呼んだ。作曲家としても数々の委嘱を受けると同時に、J.S.バッハBWV190喪失楽章の復元や(Carus)、モーツァルト『レクイエム』の補筆・校訂が(Schott Music)、高い評価を得ている。メディアへの露出も多く、NHK-FM「古楽の楽しみ」レギュラー、テレビ朝日「題名のない音楽会」にもゲストとして出演している。
録音はハルモニア・ムンディよりアントワン・タメスティ(ヴィオラ)との新譜をリリース(2019)。
調布国際音楽祭エグゼクティブ・プロデューサー、舞台演出、企画プロデュース、作曲とその活動に垣根はなく各方面から大きな期待が寄せられている。九州大学客員教授。

Twitter / @eugenesuzuki
Facebook & Instagram / masatosuzukimusic

 

辻彩奈(ヴァイオリン)


ⒸMakoto Kamiya

1997年岐阜県生まれ。東京音楽大学卒業。2016年モントリオール国際音楽コンクール第1位。3歳よりスズキメソードにてヴァイオリンを始める。11歳にて名古屋フィルハーモニー交響楽団と共演後、多くの国内外のオーケストラと共演。モントリオール交響楽団、スイス・ロマンド管弦楽団、ベトナム国立交響楽団、NHK交響楽団、読売日本交響楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、京都市交響楽団などと共演している。また室内楽においては、チェロの堤剛、ピアノの江口玲、伊藤恵、阪田知樹、エマニュエル・シュトロッセの各氏らとの共演を行っている。2018年「第28回出光音楽賞」を受賞。
これまでに小林健次、矢口十詩子、中澤きみ子、小栗まち絵、原田幸一郎、レジス・パスキエの各氏に師事。使用楽器は、NPO法人イエローエンジェルより貸与のJoannes Baptista Guadagnini 1748である。2019年4月、ジョナサン・ノット指揮/スイス・ロマンド管弦楽団とジュネーブおよび日本にてツアーを実施し、その艶やかな音色と表現により各方面より高い評価を得た。現在、フランスと日本を拠点に活動の幅を拡げており、東京音楽大学アーティストディプロマに特別特待奨学生として在籍中。