伝統を爽快なサウンドで～インキネン、東欧の果実～

日本フィルは創立以来、東欧からの指揮者を相次いで招聘してきました。ハンガリー出身のルカーチ・エルヴィン氏（1928-2011）、チェコ出身のイルジー・ビエロフラーヴェク氏（1946-2017）、お二人と日本フィルは30年以上にわたり共演を重ね、バルトークやドヴォルジャークといった彼らの“お国もの”を広く日本に紹介し、独特の響きや様式感をオーケストラとして体得してきました。日本フィルの歴史とサウンドの中に、東欧のエッセンスはまぎれもなく刻まれています。

現在、インキネンは、プラハ交響楽団の首席指揮者もつとめています。世界中のオーケストラと多彩な活動を展開するインキネンが、この名門オケに新時代をもたらしていることでしょう。11月の横浜定期では、素朴で親しみやすく、かつ先取性に富む東欧の３つの作品をインキネン色に染めて皆さまにお届けいたします。また、「ドヴォルジャーク：ヴァイオリン協奏曲」には、日本フィルが誇るソロ・コンサートマスター扇谷泰朋が登場。2014年にインキネンと息のあった「2挺のヴァイオリンのための協奏曲」を共演しております。今回も名コンビぶりを発揮してくれることでしょう。どうぞご期待ください。

【秋季1回券発売日】

2017年6月1日（木）10：00
【年間／秋季定期会員券発売日】

文化庁文化芸術振興費補助金
（舞台芸術創造活動活性化事業）

※未就学児のご入場はご遠慮ください。
託児サービス（事前申し込み制・有料。締切は公演の1週間前）
イベント託児®マザーズ　TEL : 0120-788-222（平日10:00～17:00）