若き感性で描かれるマーラー《大地の歌》

日本フィルは首席客演指揮者ピエタリ・インキネンとともにシベリウスとマーラーを組み合わせたプログラムを継続的に行っています。シベリウス演奏の「伝統」を誇る日本フィルとして、今回は《歴史的情景第1番》をお送りします。また、新たな作曲家像を描いているとして高く評価されているインキネンのマーラーでは、厭世的な雰囲気に彩られつつも一方で死と直面した清澄な視点を持つ《大地の歌》特有の世界観を、インキネンならではの透徹した「耳」と感性を通じて描き出したいと考えています。

※ソリスト変更に伴う曲目変更のお知らせ
当初出演を予定しておりましたヘレナ・ユントゥネン氏が出産のため同公演への出演を断念せざるを得なくなったのに伴い、シベリウスの交響詩《ルオンノタール》が組曲《ベルシャザールの饗宴》に変更となりました。マーラー《大地の歌》のソリストには、バリトンの河野克典氏をお迎えし、テノール＆バリトンの組み合わせでお贈りします。
【秋季1回券発売日】

2015年6月4日（木）
【年間／秋季定期会員発売日】