1974年から2006年まで日本フィルハーモニー交響楽団のコンサートマスターを務められた大川内弘氏が2025年7月2日に逝去されました。享年82。

大川内氏は1974年よりコンサートマスターとして、日本フィルが困難な時代を含め、オーケストラの顔として楽団の演奏活動を牽引しました。定年を迎えて引退された後も旺盛な演奏活動を続けるとともに日本大学芸術学部などで後進の育成に貢献されました。近年も日本フィルの定期演奏会へ足繁く運ばれ、終演後は楽屋に立ち寄り演奏家や楽員と会話を交わすなど、ご指導をいただいておりました。

この度の訃報に接し、謹んでご冥福をお祈りいたしますとともに、長年にわたる日本フィルへのご功績に改めて深く御礼申し上げます。