日本を代表する作曲家の1人間宮芳生氏が、12月11日に逝去されました。享年95。オーケストラ作品、合唱曲、歌劇など、多岐にわたるジャンルで数多くの傑作を生み出されました。特に日本の伝統音楽や民族音楽の要素を独自に融合させた作品は、国内外で高い評価を受け、多くの音楽愛好家の心を惹きつけてきました。日本フィルとは<日本フィル・シリーズ>として「ヴァイオリン協奏曲」(1959年)、「二重合奏協奏曲」(1966年)を委嘱・初演いたしました。2019年9月の東京定期演奏会で「ヴァイオリン協奏曲」を山田和樹指揮、ソロ・コンサートマスターの田野倉雅秋がソリストを務め、間宮氏の立ち合いの下、再演いたしました。長きにわたって日本の楽壇発展に多大なるご尽力を頂きましたこと、心から感謝いたしますとともに、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。