いつも日本フィルの演奏会へお越しいただき、ありがとうございます。
12月8日(日)第24回相模原定期演奏会に出演予定のソリスト萩原麻未氏は、第2子妊娠に伴う体調不良のため降板することとなりました。萩原麻未氏のご健康を楽団員一同お祈り申し上げます。
なお、当日のソリストには伊藤恵氏(ピアノ)が出演いたします。指揮者・プログラムに変更はございません。代役をお引き受けいただいた伊藤恵氏に心より御礼申し上げます。
なお、この変更に伴うチケット代の払い戻しはございません。何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。
萩原麻未氏よりメッセージ
この度は、楽しみにしてくださっていた皆様にご迷惑をおかけし大変申し訳ございません。マエストロ 下野竜也氏とは、私の地元広島で藤倉大さん、糀場富美子さんの作品をご一緒させていただいており、日本フィルハーモニー交響楽団の皆さまとは2019年の九州ツアーを始め、何度も共演させていただき、心から尊敬する皆さまと今回初めてベートーヴェンの皇帝を演奏させていただけることを心より楽しみにしておりました。しかしながら、妊娠中の体調で協奏曲を無事弾き終えられるかどうかどうしても心配が拭えず、このような決断に至ったことを深くお詫び申し上げます。この度、私が幼少期より憧れておりました伊藤恵先生が代役をお引き受けくださったことに大変感激しており、心より感謝を申し上げるとともに、当日きっと素晴らしい演奏会になると信じております。今後については体調のことを最優先に考えながら、周囲と相談しつつ検討していきたいと思っております。どうか温かく見守っていただけますと幸いです。
萩原麻未
第24回相模原定期演奏会2024年12月8日 (日)14:00 開演( 13:15 開場 )相模女子大学グリーンホール
指揮:下野竜也ピアノ:伊藤恵*
<オール・ベートーヴェン・プログラム>ベートーヴェン:歌劇《フィデリオ》序曲ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番《皇帝》変ホ長調 op.73*ベートーヴェン:交響曲第6番《田園》ヘ長調 op.68
【全席指定】S席:6,500円 A席:5,500円
伊藤恵(ピアノ)
ザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学、ハノーファー音楽大学において名教師ライグラフ氏に師事。1983年第32回ミュンヘン国際音楽コンクールのピアノ部門で日本人として初優勝。サヴァリッシュ指揮バイエルン州立管と共演し、ミュンヘンでデビュー。その後もミュンヘン・シンフォニカ、フランクフルト放送響(現hr響)、ベルン響、チェコ・フィルの定期公演などに出演。日本ではN響をはじめ各オーケストラとの共演、リサイタル、室内楽、放送と活躍。CDの代表作は、シューマン・ピアノ曲全曲録音「シューマニアーナ1〜13」。2007年秋には全集完成記念コンサートを行った。さらに、2008年にリリースを開始した「シューベルト ピアノ作品集1〜6」は1作ごとに注目を集め、第6集は2015年度レコード・アカデミー賞、第70回文化庁芸術祭賞優秀賞を受賞。最新盤は「ベートーヴェン ピアノ作品集2」(フォンテック)。
また、サイトウ・キネン・フェスティバル松本、軽井沢音楽祭、リゾナーレ音楽祭、東京・春・音楽祭、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンなどに参加、武生国際音楽祭ではコンサートプロデューサーを務める。1999年から2006年までの8年シリーズではシューマンを、2008年からの新たな8年シリーズではシューベルトを中心としたリサイタルを開催。2018年からは、ベートーヴェンを中心としたリサイタルを開始。1993年日本ショパン協会賞、1994年横浜市文化賞奨励賞受賞。2018年ジュネーヴ国際音楽コンクールの審査員も務めた。現在、東京藝術大学教授、桐朋学園大学特任教授。