桂冠名誉指揮者小林研一郎　令和2年度第77回恩賜賞・日本芸術院賞を受賞

2021.03.19

この度、日本フィル桂冠名誉指揮者の小林研一郎が恩賜賞・日本芸術院賞を受賞いたしました。

指揮者としての活動を中心とした音楽芸術全般において、日本における音楽文化の発展及び国際的発信における功績は顕著であること、加えて教育面での貢献も大きく、音楽人として素晴らしいモデルになっていることから、今回の受賞となりました。

楽団員一同、長年にわたる親身のご指導に対して、改めて感謝申し上げるとともに、心よりお祝い申し上げます。

小林研一郎マエストロからのメッセージ

｢皆様がコンサートに足を運んでくださる事が何よりの励みになって、この歳まで演奏
活動を続けることができました。お客様に心から感謝を申し上げたく思うと共に、演奏
活動を支えて下さったオーケストラのお一人お一人、スタッフの皆様にも深く感謝をい
たしております。この度は名誉な賞を戴き大変光栄であり大きな励みになります。歳を
重ねますと体力、知力など失うものも多いことは確かですが、登った階段だけ高みから
見える景色もあることも又、確かなことであると信じて前に進みたいと思います。｣

小林研一郎は東京芸術大学卒業後、1974年第1回ブタペスト国際指揮者コンクールの第1位を獲得以来40年以上にわたり、国内外のオーケストラへ数多く客演し、音楽芸術を通じて日本のクラシック・ファンの裾野を広げ、日本の音楽界のため今なお奮闘し続けている。日本フィルとは、1988年創立指揮者・渡邉暁雄の後を継ぎ、首席指揮者に就任。1990年からは常任指揮者、94年からは首席客演指揮者、97年からは再び常任指揮者となり、2004年から07年までは音楽監督に就任。そして、現在は桂冠名誉指揮者として、定期演奏会やコバケン・ワールド、第九演奏会など多くの公演で共演を重ねている。

今後のコンサート

2021年3月19日 (金) 18時00分

第124回さいたま定期演奏会

指揮：小林研一郎［桂冠名誉指揮者］
チェロ：宮田大

ドヴォルジャーク：チェロ協奏曲
ドヴォルジャーク：交響曲第9番《新世界より》

2021年3月20日 (土) 14時00分

日本フィル杉並スペシャル・春炎のマエストロ×チェロの貴公子圧巻のドヴォルジャーク

指揮：小林研一郎［桂冠名誉指揮者］
チェロ：宮田大

ドヴォルジャーク：チェロ協奏曲ロ短調 op.104
ドヴォルジャーク：交響曲第9番ホ短調 op.95《新世界より》

2021年3月21日 (日) 14時00分

第390回名曲コンサート

指揮：小林研一郎［桂冠名誉指揮者］
ピアノ：小山実稚恵