被災地に音楽を

 

東日本大震災から11年
私たちはこれからも東北地方を応援します

 

 2011年3月の東日本大震災から11年の歳月が過ぎました。未曾有の災害の中から立ち上がり、地域の復興に邁進されてきた被災地のみなさまに、心からのエールをお送りします。これからも日本フィルは東北のみなさまの心に寄り添い、応援してまいります。
 震災発生直後、自分たちに何ができるかわからない中、音楽を届けられればと始めた「被災地に音楽を」は、10年間で300回を数えました。震災から数年後には、被災地での生活が仮設住宅から災害公営住宅へと移ることで生じた課題への取り組みとして、新しい地域コミュニティづくりと、子どもたちのための多様な活動を実施しました。2017年の調査では各地の「芸術文化に触れたい」「他地域と交流したい」「被災地の情報発信をしたい」というニーズが明らかとなり、さらに各地の方々と緊密に連携しながら活動を行ってきました。
 こうした中、より良い未来を目指すための取り組みとして、2019年、子供たちの笑顔を応援し、新たな文化発信と交流の場を作る「東北の夢プロジェクト」を開始。岩手県沿岸部で伝統芸能や吹奏楽に励む子供たちを共演者として招き「楽しいオーケストラin岩手」を開催しました。2020年度はコロナ禍の影響により中止となってしまいましたが、2021年には岩手県で2度目の「東北の夢プロジェクト」を開催しました。2022年度は岩手県、福島県で文化活動に励む子どもたちをゲストに招いて開催します。また、沿岸の被災地に寄り添う「被災地に音楽を」の活動も、引き続き行ってまいります。
 11年間にわたる活動は多くの個人・法人の皆様からのご寄付やご支援がなければ決して継続できるものではありませんでした。ご支援を頂いている皆様に心より感謝申し上げます。現在、沿岸部各都市の人口減少と少子高齢化、また高齢者の孤立の問題も取りざたされています。福島県での原発事故による影響も大きな課題です。時間と共に変化する東北地方のために何ができるかを自らに問いかけ、皆様の知恵とお力を頂きながら、取り組みを続けていきたいと思っております。これからも皆様のご理解とご支援を賜れましたら幸いです。

 

2022年3月11日

日本フィルハーモニー交響楽団

事務次長 兼 音楽の森 部長 別府一樹
(被災地に音楽を・東北の夢プロジェクト責任者)

 

<これまでの活動記録>

・被災地に音楽を~被災地の移り変わりに心を寄せた10年300回の記録~

・被災地レポート

・阪神淡路大震災における「被災地に音楽を」活動について

 

 

活動の趣旨

日本フィルメンバーが、被災地へ直接音楽を届けます。メンバーはボランティアで参加します。

<お願い>

  • メンバーを派遣するための交通費、宿泊費など必要経費のための募金にご協力ください。
  • 演奏できる会場、場所についての情報を提供してください。
  • コーディネートをしてくださる団体、個人を募集します。

<お振込先>

  • 郵便振替 口座番号00160-6-789789 加入者名 日本フィル「被災地に音楽を」
  • 銀行振込 三菱UFJ銀行 高円寺支店 口座番号0065261 口座名:日本フィル被災地に音楽を(ニホンフィルヒサイチニオンガクヲ)

公益財団法人日本フィルハーモニー交響楽団への寄付金は、内閣総理大臣より寄付金控除の対象となる証明を受けています。寄付金のご協力を頂きますと、税制上の優遇措置が受けられます。詳しくはこちらをご覧ください。

これまでの活動記録はこちらをご覧ください。

 

 

1995年の阪神淡路大震災で、日本フィルは1年かけて23会場、のべ63名の日本フィルメンバーを被災地に送りました。はじめは避難所となった学校へ、その後は病院のロビーやお寺、仮設住宅の集会所など。現地では、国境なき医師団、医療団体、生協、アートで復興をすすめる団体、街づくり協議会、神戸弁護士会など。現地では、国境なき医師団、医療団体、生協、アートで復興をすすめる団体、街づくり協議会、神戸弁護士会など、さまざまな団体が「音楽を送る」運動のコーディネートを行いました。(©金瀬胖)

 

 

2011年4月22日 日本フィル東京定期演奏会会場にて
 

 

 

2011年8月6日 気仙沼にて
(ページ冒頭写真 2013年3月4日女川にて)