被災地に音楽を

 

東日本大震災から10年、「被災地に音楽を」の歩みとこれから

 

 東日本大震災から10年の歳月が過ぎました。被災された全ての方に、心よりお見舞い申し上げます。東北3県の被災地に音楽を贈る日本フィルの「被災地に音楽を」の活動は10 年間で300回を重ねました。この活動にご支援頂いている皆様、東北各地でご協力頂いて いる皆様に、心より御礼申し上げます。

 震災発生直後、皆様からの募金を背景に、被災者の皆様の心を少しでも軽くできればとの思いから、各地の避難所に演奏をお届けしました。震災から数年が経った時期には、被災地での生活が仮設住宅から災害公営住宅へと移ることで生じた新たな課題への取り組みとして新しい地域コミュニティづくりのお手伝いと、子供たちの心に寄り添う様々な活動を実施しました。
 2017年以降は、各地で高まってきた「被災地の情報発信をしたい」「他地域と交流したい」「芸術文化に触れたい」という声に応え、より積極的に被災地の方々との協働事業を 展開し、活動対象を地域全体に広げました。そして、2019年、子供たちの活動支援を通じ て未来への夢を育み、文化の発信と交流の場を作る「東北の夢プロジェクト」を創始。岩手県沿岸部で伝統芸能、吹奏楽に励む子供たちを共演者として招いて「楽しいオーケストラin岩手」を開催しました。2021年には岩手県、福島県での開催を計画し、今後は宮城県 での開催も視野に入れています。
 2020年度はコロナ禍により、予定していた東北訪問の多くが中止となってしまいましたが、オンライン技術や映像を駆使したコミュニケーションにチャレンジし、「オンライン レッスン」「オンライン対話イベント」「ライブビューイング」など新たな取り組みも積 極的に行っています。

 現在、各地で復興計画が最終段階に入る一方で、震災後、急速に進む沿岸部の人口減少 、少子化と高齢化がその深刻度を増しています。また、福島県の沿岸部には原発事故による影響が今も大きな課題となって残っています。時間と共に状況や課題が変わっていく東北地方のために日本フィルに何ができるか、これからも常に問いかけと模索を続けながら、各地の自治体やホール、地元コミュニティ等との連携を一層強めながら 少しずつ、未来につながる取り組みを続けていきたいと思っております。

2021年3月11日
日本フィルハーモニー交響楽団

<今後の活動予定>

・2020年度実施計画

<これまでの活動記録>

・被災地レポート

・震災から6年間の記録

・平成29年度事業報告(文化庁提出)

・阪神淡路大震災における「被災地に音楽を」活動について

 

 

活動の趣旨

日本フィルメンバーが、被災地へ直接音楽を届けます。メンバーはボランティアで参加します。

<お願い>

  • メンバーを派遣するための交通費、宿泊費など必要経費のための募金にご協力ください。
  • 演奏できる会場、場所についての情報を提供してください。
  • コーディネートをしてくださる団体、個人を募集します。

<お振込先>

  • 郵便振替 口座番号00160-6-789789 加入者名 日本フィル「被災地に音楽を」
  • 銀行振込 三菱東京UFJ銀行 高円寺支店 口座番号0065261 口座名:日本フィル被災地に音楽を(ニホンフィルヒサイチニオンガクヲ)

公益財団法人日本フィルハーモニー交響楽団への寄付金は、内閣総理大臣より寄付金控除の対象となる証明を受けています。寄付金のご協力を頂きますと、税制上の優遇措置が受けられます。詳しくはこちらをご覧ください。

これまでの活動記録はこちらをご覧ください。

 

 

1995年の阪神淡路大震災で、日本フィルは1年かけて23会場、のべ63名の日本フィルメンバーを被災地に送りました。はじめは避難所となった学校へ、その後は病院のロビーやお寺、仮設住宅の集会所など。現地では、国境なき医師団、医療団体、生協、アートで復興をすすめる団体、街づくり協議会、神戸弁護士会など。現地では、国境なき医師団、医療団体、生協、アートで復興をすすめる団体、街づくり協議会、神戸弁護士会など、さまざまな団体が「音楽を送る」運動のコーディネートを行いました。(©金瀬胖)

 

 

2011年4月22日 日本フィル東京定期演奏会会場にて
 

 

 

2011年8月6日 気仙沼にて
(ページ冒頭写真 2013年3月4日女川にて)